刺す危険生物

2019/4/25

ダイビング知識を深めようということで、刺す危険生物について触れたい。
噛む生物と同様、刺したときに毒を注入するという攻撃的な生物がいる。
まあ、人間が手出しをしない限り、向こうから襲ってくることはないので、触らないに越したことはないのだが。

よくバラに例えられるが、きれいなものにはトゲ(棘)があるのは、ある意味、自然界の常識ともいえる。 上の写真のように美しいクラゲにも触手(しょくしゅ)と呼ばれる足のような部分に「刺胞」(しほう)と呼ばれる注射針のようなものがあり、それを外敵に刺して、毒液を注入する。 特に、沖縄の島々では夏にニュースにもなるが、「」が猛烈な刺胞毒を持つことで有名だ。 また、日本近海では夏のカツオノエボシが有名。

キレイといえばミノカサゴ系もご注意を!

わぁきれ~い!と手を出して触りそうになる、無知なダイバーも少なからずいるようだが、北海道南部以南の日本の沿岸から太平洋南西部、インド洋に生息するミノカサゴをはじめ、ハナミノカサゴ、ネッタイミノカサゴといったミノカサゴ系も背ビレ、腹ビレ、尾ビレに毒を持つことで有名。
美しい魚だからといって、触りたくなる気持ちもわかるけれど、そもそも魚や生き物のすべてに触るのは厳禁なのだ。

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