ボートダイビングで知っておきたいのは、
ダイビングで利用する船はいろいろなタイプがあるということ。
地域によって同じタイプの船を利用していることもあるし、
ダイビングサービスによってまったく異なるタイプのボートを利用している場合もある。
さらに1つのダイビングサービスがたくさんのボートを所有している場合もある。
ダイバーとして大事なことは、
どんなボートが来ても、慌てることなく、怖気づくことなく、
そのボートに応じたエントリーの仕方ができるということ。
おそらくバックロールエントリーをしたことがない方にとって、
背中から海に落ちることは恐怖以外の何物でもないかもしれない。
でも、このラクさを知ってしまうと、めちゃくちゃラクチンだ。
バックロールエントリーは正式にはシッティングバックロールエントリーといって、
座った状態で、お尻を軸に、背中から海面に着水するもので、
実際に“ロール”するのは、90度ぐらい。実はロール=ローリングはしちゃいけないのだ。
1.器材を装着して、ボートのへりに腰かける。
ゲージやオクトパスなどを体の前にまとめ、
レギュをくわえ、マスクのストラップを押さえたら
お尻をなるべくボートの外にずりずりずらし、できるだけ外側へ(落ちないように注意)。
2.後ろの水面に誰もおらず、安全確認ができたら、
体を後ろに倒す。
本当に倒すだけでいい。
3.この段階になると、自分の意志ではなく、重力で体は落ちて行っているだけ。
ヘタに力を入れるとぐるんと回ってしまうのでご注意を
4.着水。このようにタンクから落ち、体が90度になっているとベスト。
この状態で水中に落ちて行き、足が全部入るか入らないかぐらいのときに起き上がりこぶしのように上半身が起き上がる。
足を下げると、直立姿勢になるという次第