耳ぬき

2020/2/29

耳ぬきの方法は大きく分けて3つある。

1 バルサルバ法
鼻をつまんでやさしく鼻に圧力をかけて息む

2 フレンツェル法
鼻をつまんで舌の奥を上に持ち上げる

3 トインビー法 鼻をつまんだままツバを飲み込んだり、アゴを動かしたりする

鼻をつままなくてもツバを飲み込んだりアゴを動かすだけで耳ぬきができる人もいるわけだが、大切なことは、”耳管を開ける”意識を持つこと。
力めば耳は抜けると勘違いしている人もいるようだが、あまり力みすぎると中耳腔や内耳を傷めることにもなりかねないので、じっくりゆっくり空気を送り込むイメージで、耳管を開けるようにしよう。

なお、1~3の耳ぬきの方法で、耳を傷めない理想的な方法は3→2→1の順だ。
陸上でもできるので、練習してみよう。

潜降を始めて、耳が痛くなってから耳ぬきをするのでは遅すぎる!
耳を圧迫する水圧は、水深が浅ければ浅いほど、変化率が高い。
たとえば水深20mから21mに移動すると、水圧は3.0気圧から3.1気圧に。変化率は1.3%なのに対し、水面から水深1mへは1気圧から1.1気圧へ10%も増える。
水深2mから3mへは8.3%とまだ変化率は高い。

このことからも水面から水深1mに行く間に耳ぬきが必要になるし、水深10mぐらいまではこまめに耳ぬきをしていく必要があることがわかる。

耳ぬきが苦手という方こそ、まずは潜降前に水面で耳ぬきをし・・・

(1)水面から水深5mまでは50cmごとに

(2)5mから10mまでは1mごとに、10m以降は適時必要に応じて

(3)耳が痛くなる前に、早め早めに正しい耳ぬきをしていくことで、 耳ぬきはいとも簡単にできるようになる。

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