
夏はウエットスーツを着ていた人も、もうドライスーツに替えているシーズン。ダイビング時に着けるウエイトの量も変わったのではないだろうか?
ん?
ウエイトは自分が身に着けるスーツや器材類の浮力を補うために使うということはご存じだろうが、ウエットスーツとドライスーツでは浮力が明らかに異なる。さらにドライスーツの場合はインナースーツなどを着るため、ドライスーツを着用するときのほうが浮力が大きくなる。
よってドライスーツ着用時のウエイト量は、ウエットスーツのときのウエイト量に+3〜4kgする必要がある。そんなウエイトを腰の周りに着けるのはかなりつらいので、BCのポケットを利用したり、ウエイトベストを利用したり、アンクルウエイトに小分けしたりするという手も。
スーツもそうだが、タンクの材質によってもウエイト量は変わってくる。
タンクにはアルミ製とスチール製があって、同じ容量でも重量が異なり、アルミタンクのほうが断然軽い。南の島で薄いウエットスーツや3mmウエットスーツを着ているときなどは、アルミでも1〜2kgでOKだから、スチールであれば、ノーウエイトでも潜れちゃうのだ.
『マリンダイビング』などでアルミタンク使用時は「スチールタンク使用時のプラス1〜2kgが目安」とうたっている。
ダイビングのCカード講習のときにプールや湖・川の水と海水とでは塩分濃度が異なって、海のほうが浮きやすいということは習ったはずだ。
でも、同じ海でも、エジプトとペルシア半島の間に挟まれた紅海は、さばく気候にあるとあって乾燥して水分が蒸発しやすい上、降り注ぐ川がないので、同じインド洋のモルディブなどに比べるとぐっと塩分濃度が高い。つまり浮きやすい。これと同じようなことがアシカダイブでおなじみのコルテス海(カリフォルニア湾)にもいえる。こうしたエリアでは、ウエイトを少し重めに着けることがポイントだ。
逆に雨が多いエリアや雨が多い時期は塩分濃度がすこ〜しだけ低いので、ウエイトは少なめですむってこともある。
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