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カツオノエボシ
ハブクラゲと同じように浮遊する生物で、クラゲと似た特徴を持っていますが、生物学的には全く異なる生き物です。
大きさは10cmほどで透き通った藍色の浮き袋を持っています。中には二酸化炭素が詰まっており、通常は海面に浮かんで風により移動しています。浮き袋は常に膨らんでいるわけではなく、一時的にしぼんで潜っている場合もあります。触手は長いもので50センチほどになります。
カツオノエボシは普段沖合を漂っていますが、風によって海岸近くまでくることがあり、このとき被害が起きやすい生物です。
殆どの場合は水面に浮かんでいますので、シュノーケルや海水浴での被害が多いようです。場合によっては砂浜などに打ち上げられている場合もありますので、磯遊びなどでも注意が必要です。
触手に強力な毒があり、刺されると強烈な電撃を受けたかのような激痛があります。刺された場所は腫れ上がり、痛みは長時間続きます。アナフィラキシーショックなどで、死亡例もあるため注意が必要な危険生物です。
遭遇率:やや高い
毒性:かなり強い
私は遭遇したことはありませんが、
このカツオノエボシ、、死んでいたとしてもきけんだそうです(;’∀’)
カツオノエボシに刺されてしまったらパニックに陥り、やってはいけない誤った対処法をしてしまうことも。誤った対処法は、かえって状況を悪化させることもあります。正しい対処法とともに、誤った行動も覚えておきましょう。
お酢
ハブクラゲなど刺されたときの対処法として、お酢を患部にかける対処法がありますが、カツオノエボシに対しては逆効果。お酢による刺激はカツオノエボシの毒針を刺激してしまう結果となり、さらに炎症の範囲や症状を悪化させてしまうので。行わないようにしてください。
真水
真水で洗うのもやってはいけない対処法です。これは浸透圧の差によってさらに毒が体内に流れ込みやすくなってしまうからです。また砂をかけてしまう方もいますが、こちらも毒針を肌に擦り込むようになってしまいますので行ってはいけません。
のぞく
患部をのぞき込むこともカツオノエボシに刺されたときには行ってはいけません。のぞき込んだときの刺激によって毒針が発射されてしまうことがあります。応急処置を行った後は、医療機関での治療を早急に行ってください。