ジェットスキー

2020/5/31

ジェットスキーとは

ジェットスキーは、ハンドルバーと操縦者の身体バランスで、エンジンを原動力に船体下にある吸入口から水を取り入れて、ジェットポンプで水流を加速させ、その動力で走ります。実は「ジェットスキー」という名前は乗り物の総称ではなく商品名。正式には水上オートバイと呼ばれるもので、アメリカでは「PWC」(パーソナルウォータークラフト)と呼ばれています。


誕生のきっかけは、とある人が「水と一体になって楽しめる乗り物がほしい」とオーダーしたこととか。注文を受けた川崎重工の子会社であるカワサキ社が研究開発し「ジェットスキー」として発売したそうです。「水上オートバイ」という総称が定着するより早く、各社が「マリンジェット」や「シードゥー」として販促したために、これらの商品名が一般的に使われるようになりました。

ジェットスキーの種類

ジェットスキーには、1人乗りで立乗りする「シングル」や「スタンドアップタイプ」と呼ばれるタイプと、「タンデム」や「ランナバウト」という着座型で2人〜4人乗りの二種類に分類されます。シングルはエンジン停止状態では立って乗っていられませんが、タンデムはエンジン停止状態でも安定して乗っていられて、初心者でも乗りやすいと言われています。

ジェットスキーの魅力と楽しみ方

大海原を自由に駆け抜けるジェットスキー。陸上でバイクに乗る人たちも、その特有の魅力に虜になる人も多いようです。

単に水上を疾走して沖合に出るだけでなく、アクロバティックな技に挑戦するフリースタイルや、仲間と数台で比較的長距離を航行するツーリングはもちろん楽しみ方はさまざま。「日本ジェットスキー協会」では全国各地でレースを開催していて、初心者からベテランまで周回コースのレースを階級別に楽しむことができます。

また、ウェイクボードやフライボードのようなジェットスキーの勢いを利用して楽しむマリンスポーツも楽しめます。

ジェットスキーの免許

日本でジェットスキーに乗るには、国家資格である「特殊小型船舶免許」という船舶免許が必要となります。

ジェットスキーを始めたい人は、まず免許取得からスタートしましょう。

この免許があれば、湖や川、そして海では陸岸より2海里(約3.7km)以内を航行できます。船舶の免許区分は他に、「1級船舶」、「2級船舶」、「2級湖川・小出力限定」とありますが、それらを持っていてもジェットスキーに乗るには、「特殊小型船舶免許」がなければなりません。

免許教室は全国各地にあり、費用や期間は場所、教室によってさまざまです。学科と実技、両方の試験で合格すると免許が取得できます。

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