ウミガメとは、海洋に生息する数少ない爬虫類
7種のうち5種が世界中の海 に生息し、残り2種は比較的限られた海にいます✨
現在、地球上に生息しているウミガメは全種
IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト というところに名前が記載されています
ウミガメは1度の産卵で100個以上の卵を産みます。
しかし、砂浜では人間による卵の捕獲が後を断ちませんし、孵化した子ガメの多くは、カニ、キツネ、鳥などに襲われて命を落とします。
海にたどりついても魚に食べられるものが多く、厳しい自然の中で1年以上生き続けられるものはごくわずかです。
さらに、成長したカメは外海で漁業用の網に引っ掛ったり、汚染などで死亡するものが少なくありません。
さまざまな困難を乗り越えた、非常に少ない数のウミガメしか命を繋いでいくことができないのです。
ウミガメは1億年来、この地球に生息している驚くべき生物です。
中には、およそ2億3千万年前のものとされる化石もあります。
現存するウミガメは7種が知られていますが、様々な国の文化・風習のなかで崇拝されてきました。
長寿のシンボルとして、あるいは子孫繁栄、強さ、邪悪から人間を護ってくれる存在として、人はウミガメを崇めてきたのです。
オーストラリアの先住民アボリジニを始めとして、アジア・太平洋地域の人々、さらにアフリカ沿岸地域、中南米からヨーロッパまで、カメは特別な存在でした。カメの甲羅の上に世界が創られたとする神話もあるほどです。
歴史上、最も大きなウミガメ、アーケロン(Archelon ischyros)は、体長3.5メートルにもなり、今から 6500万年以上前の白亜期に生息していました。
ウミガメの歴史は聞けば聞くほど感動しませんか✨